科目:平成16年度夏学期 熱力学 理科1類 15,16組(592教室)
担当:鳥井 寿夫(とりい よしお) 居室:16号館224A
tel:
03-5454-6757 (内線46757)
e-mail:
ytorii@phys.c.u-tokyo.ac.jp
授業日:毎週金曜4限(14:40〜16:10)、4月9日〜7月16日(計13回)
(注1)5月28日(金)は,午前のみの授業(したがって本講義は休講).
(注2)7月2日(金)は,授業振替日(水曜日の授業を行う).
(注3)7月16日(金)は,午後のみの授業.
評価:基本的に期末試験のみ.試験の成績のみでは不可の場合,レポート点を考慮する.
<参考図書>
@
田崎晴明著 「熱力学 現代的な視点から」(培風館)
マクロな現象の経験則のみに立脚した(統計物理学の助けを用いない)公理的なスタイルで書かれた.熱力学という学問の構造を本格的に勉強したいなら,格好の良書.
A
「キッテル熱物理学 第2版」(丸善)
@とは対照的に,量子論(統計物理学)の見地から熱力学を構築している.温度やエントロピーの物理的意味が明確に理解できる良書である.
B 小出昭一郎著 「熱学」(東京大学出版会)
@とAの中間的な立場(これまでの熱力学の教科書の伝統的な立場)で簡素に要領よく熱力学を展開している.
C
原島 鮮著 「熱力学・統計力学」(培風館)
Bと基本的スタンスは同じだが,記述が丁寧で内容も豊富になっている.標準的な教科書